2018年07月17日

製造業とシングルマザー

昔、雇用問題が悪化している時期にある地方の自動車部品工場で働いていた中年女性が、違法解雇を理由に訴訟を起こした。

全国的な話題になったが、この問題は、女性の労働に関して深く考えさせられる問題だった。

女性のいい分として、

「私は、もう20年以上も、この会社で働いて尽くしてきた。そんな私を少し業績が悪くなったからといって解雇するのはおかしい」

こんな意見だったと思う。

それに、この女性の口ぶりからすると、私は、この部品製造に関しては、職人級の技術があると言いたげだった。

しかし、これは、これから、日本の女性たちが、痛切に感じることになると思うが、部品製造の分野、特に自動車関連部品に関しては、職人級の技術なんてほとんどない。

おそらく、高卒の若い子を2週間つきっきりで、教えこめばほとんど出来てしまうぐらいの技術だろう。

何が言いたいかというと、自動車関連の部品工場みたいな職場で、一生の安定雇用などありえないということだ。業績が悪くなれば、力仕事ができない女性の方をどうしても会社は切りたくなる。

だから、シングルマザーの人などは、安定雇用を求めるならば、雇用がたくさんある部品製造などではなくて、ITプログラマーなど難しい職に就かないといけない。

これから、義務教育でプログラムを教えるらしいが、シングルマザーや女性の労働問題を解決するには非常にいいことだと感じる。









Posted by ねりすけ at 10:19│Comments(0)
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